葛西、意地の大飛躍及ばず=響いた1本目の出遅れ

 ベテランであっても難しい物は難しいのですね。
あと、ジャンプ団体がありますのでそこで雪辱をはらして欲しいです。

ではでは。ノシ

 開き直ったような飛躍はK点をはるかに越え、強豪に肩を並べる位置まで葛西紀明(土屋ホーム)を運ん
だ。21位に沈んだ1回目から巻き返しての8位入賞。意地は見せた。それでも、「2本出したかった」と、
いい飛躍をそろえられなかった悔いが葛西には残った。
 試技でヒルサイズを越えたシモン・アマン(スイス)ら強豪に合わせ、助走速度が抑えられる低いゲート
設定。「焦りも力みもあったかも」という1回目は風にも恵まれず121.5メートル。ゲート低下を予想
した2回目は太陽に照らされた助走路の変化にも対応して見せた。それでも、出遅れが大き過ぎた。
2回目の大ジャンプでも、入賞ラインまで上げるのが精いっぱいだった。
 「神風ジャンパーの挑戦」。葛西個人のブログのタイトルだ。空中でスキー板の間に顔を突き出すよう
な深い前傾姿勢をトレードマークに活躍した。欧州に「カミカゼ・カサイ」の異名をとどろかせた長い
競技生活の間には、最愛の母親の死など、家族の試練もあった。所属先の廃部で2度もチームを変わっ
た。劇的な金メダル獲得に日本中が沸き返った長野五輪団体メンバーから漏れ、悔しさをかみしめた
こともあった。
 数々の試練を乗り越え、目指してきた個人のメダル。ヘルメットに「神風」の文字を入れた6度目の
五輪でも、夢はかなわなかった。「いいジャンプを2本飛べば」と悔しがった37歳は、一方で「五輪の
ためにやることはやった」。不本意な結果を、静かに受け止めた。
 「団体戦のいいジャンプにつながるようにしたい」と視線は次に向かった。日本チームを銅メダルに
導いた昨季世界選手権の再現を目指す。
参考(http://vancouver.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100221-00000018-jij_van-spo)
参考(http://www.jiji.com/jc/olympic?id=vancouver&s=news&c=top&k=2010022100022&rel=y&g=spo)