前原外相が辞任を表明 「外国人からの献金は重く受け止めなければならない」

 まあ、大臣云々以前の問題ではあるけどね。
早々に身を引いたのは野党からの攻撃回避や今の政権に見切りを付けたとか言われています。
恐らくどれも当てはまるとも言えると思いますけど、安易に寄付を受けられるシステムにも問題があるの
ではないかとも思えます。寄付とはいえ事前に所定の用紙に記入し、それからでないと寄付できないよう
にするとか、その辺の仕組みも見直すことも考えるべきでしょうね。

ではでは。ノシ

 前原誠司外相(48)は6日夜、外務省で記者会見し、政治資金規正法が禁じる外国人からの政治献金を受
けていた問題の責任をとって辞任を表明した。これに先立ち、前原氏は首相公邸で菅直人首相に辞意を
伝達。菅首相は慰留したが、最終的には辞任を了承。後任は首相か閣僚による一時的な兼務が検討されて
いる。看板閣僚の辞任によって、野党から解散・総選挙を求める声に加え、与党内からも首相の任命責任
を問う声が強まるのは確実。菅政権は崩壊前夜を予感させる重大な局面を迎えた。

 前原氏は記者会見で「外相の職にある政治家が外国人から献金を受けていたという事実は重く受け止め
なければならない。日本の外交の信頼性を揺るがすことになれば、私の本意ではない」と辞任理由を述べ
た。

 菅政権の閣僚辞任は、亀井静香金融・郵政改革担当相、柳田稔法相(いずれも当時)に続いて3人目。

 前原氏は昨年9月の党代表選で菅首相を支持し、外相に起用された。代表選で首相と対立した小沢一郎
元代表に対しては、以前から批判的な言動を続けており、今回の前原氏の辞任で党内の小沢系議員が勢い
づく可能性もある。

 一方、前原氏は各種の世論調査で「次の首相候補」の最有力候補に挙げられていた。今回の前原氏の
つまずきは退陣論もささやかれる菅首相の後継レースにも大きな影響を与えそうだ。

 前原氏は4日の参院予算委で、京都市で焼き肉店を営む在日外国人の女性から献金を受けていたことを
認めた。6日の記者会見では、献金額が平成17~20、22年の5年間で計25万円だったことを明らかにした。

 菅首相岡田克也幹事長は6日深夜、首相公邸で会談し、前原氏の後任人事について意見交換した。
後任には、松本剛明外務副大臣の昇格や岡田氏の再登板が取りざたされている。
参考(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110306/plc11030621490011-n1.htm)