落選で貴乃花親方左遷も!武蔵川理事長激怒

 理事長の激怒の理由について心底むかつきます。
伝統やしきたり、それは十分に必要なことで続けてゆくべきだと思います。
ですが今回の理事選はそんなことではないでしょ。確かに貴乃花親方の改革についてはあまり明確でなく
言うべきところで言わず、疑問点もあるかと思います。ですが何事も最初の一歩目はそんなもんでしょ。
それを頭ごなしに一門の意思統一に反する行為だけで批判はないでしょう。外部理事導入にしたってそん
なことは当然な事で威張れることではないし、暴力事件等の不祥事だって閉鎖的社会の弊害が生み出した
例の一つではないでしょうか。
変えようとしない連中が多すぎるから一石を投じようと、今回の行動に繋がったと思います。
もしかすると他の思惑があるのかも知れませんが・・・。
誰かが変えなくてはいけないことなのかも知れませんが、今回上手くいくかどうか五分五分ですかね。

ではでは。ノシ

 貴乃花親方が窮地に陥った。日本相撲協会の理事選(2月1日投票)へ二所ノ関一門を離れ立候補する元横綱貴乃花親方(37)に対し武蔵川理事長は20日、不信感をあらわにしばっさりと切り捨てた。今後、
落選すれば現職の役員待遇からの降格は必至だ。一方、貴乃花親方を支持したとして6人の親方が同一門
を破門されたことを受け、貴乃花親方は同日、東京・中野の部屋で会見。落選は覚悟の上だが、選挙後に
賛同者が出ることを予告した。

 武蔵川理事長が渦中の貴乃花親方へ激怒した。二所ノ関一門から貴乃花親方を支持する親方6人が破門
されたことに「あっちゃいけないことだ」と非難。続けて同親方が立候補で一門を離れたことも「話し
合ってふさわしければ多くの人が推薦してくれたと思う」と痛烈な皮肉を込めて理事としての資格に疑問
を投げかけた。

 昨年九州場所貴乃花親方の立候補表明から始まった混乱。出羽海一門に所属する理事長は他の一門の
問題に沈黙を守ってきた。しかし、破門と立候補者が正式に決まった今、混乱を招いた張本人へたまりに
たまった思いが爆発した。貴乃花親方が改革派と呼ばれていることに「改革、改革って言っても何をやるわけだ。今もやってないわけではない」と不快感をあらわにした。08年9月の理事長就任後、初の外部
から理事と監事を登用、協会員全員への講習会など一連の不祥事からの再発防止へ汗を流してきた。
それでも改革を掲げることは自らへの反旗と受け止めているようだ。

 実際、理事長には貴乃花親方への不信感を募らせる伏線がある。同親方が審判部副部長時代の08年秋
に理事長が示した立ち合いの手つきを取り締まらず複数回にわたり理事長室に呼び注意した。決定的
だったのは昨年夏。貴乃花親方が役員待遇でありながら理事会で発言せず、週刊誌に改革案を語ったこと
に激怒。再び呼び出し厳重注意。こうした背景が異例の激怒につながったのだ。

 理事長の憤慨は角界の上下関係をないがしろにしている点だ。一門内の話し合いによる従来の手続きを
踏まえず立候補に踏み切ったことに「本人が立候補すると言ってるだけでは話し合いができない。一門と
先輩の話を聞けばいいんだ」師弟に象徴される上下関係が絶対の角界。一門の先輩の忠告に耳を貸さな
かった行為は到底、理解しがたい。また、今回の出馬で一門制の存在が揺らいだが「一門は先輩が築いた
伝統。何でもかんでも変えればいいというものではない」と声を荒らげた。

 理事長の怒りを買った貴乃花親方は今後、協会内の立場は窮地に陥る。理事選は現状、支持者が7人で
当選ラインの10票に届かない。落選し武蔵川理事長が2月の改選で再任されれば引責は必至。役職は理事
長に任命権があり、現在の巡業副部長を務める役員待遇からの降格は確実だ。「残念だ! こういう人が
出るのは」と最後まで貴乃花親方の名前を口に出さなかった理事長。根深い不信感の象徴だった。
参考(http://news.livedoor.com/article/detail/4560484/)