快挙にも、悲しかった銀=勝つために跳んだ浅田

 うーむ、金と銀の差もそうですが得点に20点も差が付くとは・・・。
メダル獲得は嬉しいことでしょうが本人としてはこの20点差は悔しい限りだと思います。
次のソチ大会で借りを返して欲しいですが、相手はプロ転向もあり得るかも知れませんがそうなった場合
リベンジは・・・。
しかし、採点基準は素人ではよく分からないので、これだけの差が付くのもちょっと見てる方から不満は
あると思います。こればかりはどうしようもないんですかね。

安藤選手(5位)、鈴木選手(8位)も入賞出来ましたし、男子共々全ての方入賞で快挙だと思います。
おめでとうございました。

ではでは。ノシ

 ショートプログラムで1度決めていたトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をさらに2度成功させたの
に、銀メダルだった。浅田真央(中京大)は「やってきて良かったと思う」と言いながら泣いていた。女子
で世界初の快挙。「誇りに思いたい」と言った顔は、むしろ悲しそうだった。

 譲れない大技だからこそ偉業に挑んだ。1本目はきれいに着氷し、降りた瞬間に少しぐらついた2本目
も、耐えて2回転トーループへ。3発3中。それでも金メダルの金妍児(韓国)に遠く及ばなかった。「(トリ
プル)アクセルを三つ、しっかり認定されたのは充実していたかな」。思い知らされた現実を正面から
直視するのは、まだつらかった。

 演技後半に珍しいミスをした。単発の3回転トーループを跳ぼうとしたら振り上げる足のかかとの刃が
氷に引っ掛かり、思い切り跳べずに1回転になった。足にきていた。トリプルアクセルへの体力的、精神
的な負担は否めなかった。

 今季序盤は極度の不振に陥り、懸命に復活を目指してきた。大技を三つ決めて取った銀メダルには価値
があるのではないか−。心情を察したそんな問いかけにも、すぐに言葉は出てこない。ようやく涙声をの
み込むように「でも悔しいです。はい」と答えた。純粋に、勝ちたかった。

 五輪で宿敵に敗れた借りは、他の舞台では返せない。「この試合はもう終わってしまっている。この
オリンピックという場所なので」。うまく気持ちを表せなかったが、かけがえのない地で勝てなかった
悲しさは、伝わった。一つの大技より完成度の勝負だった。負担の大きいトリプルアクセルに精力を注い
だ浅田が勝てる戦いではなかったのかもしれない。でも「すごく重たい」と感じた銀メダル。それを手に
した戦いには、アスリートとして挑もうとした跡が、はっきりと刻まれた。
参考(http://vancouver.yahoo.co.jp/news/ndetail/20100226-00000096-jij_van-spo)