毎日記者「ここの店、うまいの?」 若者「普通においしいですよ」 記者(普通にって何だ…?)

 確かに「普通にいけますよ」とか、「普通に美味しい」とか聞きますね。
でも、その普通って何を基準にしているわけ?。その個人の普通というのは一般と比べるには曖昧すぎ
ですし。もう少し具体的な表現で良いと思うのですがどうなんでしょうね。

ではでは。ノシ

牧太郎の大きな声では言えないが…:普通においしい?
東京・新橋のバス停前。とあるラーメン屋に列ができている。列の最後尾の若者に「ここ、うまいの?」
と聞けば「普通においしいですよ」。普通においしい? よく分からないが……ともかく並んだ。うま
かった。太麺。味はこってり。5枚も入っている「海苔」はバリバリとして最上品なのだろう。隣り合っ
た、例の若者に「うまいじゃないか?」と言うと「そうでしょ」と笑っている。

何か、彼とは日本語が通じたような、通じないような……会社に戻って、この奇妙な経験を同僚に話すと
「普通においしい、というのは、すごくおいしい!という意味ですよ」。

エッ、本当なのか?

普通の「普」は「並」の下に「日」と書く。「並」は横に広がることを表し「通」はあまねく知れ渡って
いるという意味。だから広辞苑で「普通」は(1)ひろく一般に通ずること(2)どこにでも見受けるよ
うなものであること……とある。この若者は「広く知れ渡ったおいしさ」とでも言いたかったのか?でも
「普通においしい」はやっぱりおかしい。

同僚は「今の若者は、もの心ついてから不況の連続。自分のことを“普通以下”と考えている。だから
彼らが言う“普通”とはワンランク上の事なんですよ」。
毎日新聞 2011年1月25日 東京夕刊
参考(http://mainichi.jp/select/opinion/maki/news/20110125dde012070062000c.html)
参考(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1590896.html)