<八百長疑惑>春場所中止の可能性 放駒理事長、初の言及

 開催したところでファンなどからの支持を取り付けるのは無理でしょう。
でも、考えるべき事は何故八百長疑惑が起きたのかということではないでしょうか。
今の地位を維持したい、引退後も考えると蓄えも必要だ、古傷のせいで15日も満足に戦えない、などが
根底にあってだとも思っています。全体を見ても古い考え方がかなり残っているとも思えますし、改革と
いうか考え方の転換も急務なのではないでしょうか。

ではでは。ノシ

 大相撲の八百長疑惑で、日本相撲協会の放駒理事長(元大関・魁傑)は4日、東京・両国国技館で開いた
記者会見で、大相撲春場所(3月13日初日、大阪府立体育会館)について「ファンに理解してもらえない
状態で開いていいのかと、そこは考えないといけない」と述べ、開催中止の可能性があることを明らか
にした。放駒理事長が八百長疑惑に絡み、本場所中止の可能性に言及したのは初めて。6日の臨時理事会で、開催の可否を協議する。これに伴い、今月6日から予定していた春場所の前売り券販売は延期された。

 本場所が中止されれば、旧両国国技館の修理工事遅延のため開催されなかった1946年の夏場所以来、
65年ぶり2度目となる。

 協会は6日の理事会で、疑惑を持たれている14人の親方や力士に関する調査結果について、外部有識者
で作る特別調査委員会(座長=伊藤滋・早稲田大特命教授)から報告を受ける予定。このうち3人は、既に
2日の理事会で、八百長への関与を認めている。放駒理事長によると、5日までに終了する予定の特別調査
委による調査が遅れており、「6日の理事会は処罰を決めるところまでいかない可能性がある。うやむや
のままではいけないので、前売りを延ばすことにした」とした。

 春場所開催の可否を決める条件を「特別調査委の報告を受け、6日の理事会でどういう話になるかだ」
としたうえで、可否判断のリミットについて「一日でも、一時間でも、早くしたい」と述べた。さらに、
野球賭博事件で中止を検討されたものの、開催にこぎ着けた昨年7月の名古屋場所を引き合いに出し、
野球賭博も重い問題だったが、(八百長疑惑は)もっと重い問題だととらえている」と語った。

 また、放駒理事長は、八百長への関与を認めた十両千代白鵬(九重部屋)から3日に引退届が出された
が、処罰対象となっていることから一時預かりとし、6日の理事会で取り扱いを協議することを明らかに
した。

 一方、特別調査委は4日、「一度の聴取のみで全容の解明ができる状況にはない」とする伊藤座長の
コメントを発表。調査対象になっている14人の親方や力士に対し、使用している携帯電話や銀行預金通帳
などの任意提出を要請することを明らかにした。
参考(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110204-00000086-mai-spo)